自転車安全整備士
日本交通管理技術協会が実施する「自転車安全整備技能検定」に合格した者の事。
詳しく言うと、自転車の点検整備と安全利用の指導について専門的な技能を持っていて、自転車安全整備制度推進の中心的な役割を果たす人の事です。
自転車安全整備士の資格で出来る事は以下の2点
1,自転車の点検整備を行い、普通自転車にはTSマークを貼付し販売することが出来る。
2,自転車の点検整備を安全利用の指導について専門的な知識と技術で工数安全の推進に寄与することが出来る。
1の場合ですが、安全整備士が点検整備を行っても、安全整備店でないとTSマークの貼付は出来ません。
それと、2は資格がなくても出来る内容なんですよね。
また、自転車の修理は車と違って資格が無くても修理してもいいんです。
販売店によっては新人の研修で修理をやる店もあるので、注意が必要です。
まぁベテランが必ずチェックするはずですので大丈夫だと思いますが。
安全整備士といっても、特に凄い資格ではないですが利用者からすると修理の腕が確かだという目安になります。
また、自転車販売店では勤務の際に優遇されます。
自転車は生活に無くてはならない物なので、どこにでも販売店があります。
その為、一度資格を取ってしまえば死ぬまで勤務先に悩むことは無いはずです。
安全整備制度
それは、自転車の安全利用と事故防止を図り、被害者の資する事を目的とした制度の事です。
つまり、安全整備士が自転車の点検整備を行い、その際に利用者に交通ルールや正しい乗り方を指導する事で自転車の安全な利用と事故の防止を図る事を目的としています。
もちろん安全整備店であれば、TSマークの貼付が可能です。
自転車安全整備店は、TSマークの貼付が出来る自転車店の事で、必ず安全整備士が勤務しています。
自転車安全整備店で自転車を購入するのが安心と言う事ですね。
自転車安全整備技能検定
1,実技試験
2,学科試験
3,面接試験
全てに合格すると合格となります。
気になる合格基準ですが
1,審査内容別に減点方式で採点(明確な点数制ではありません。必須項目及び未完成の審査内容に一つでも該当すると不合格です。)
2,70点以上
3,B評価以上
難関は実技ですね。
私は恥ずかしながら2回も落ちました。
今では笑い話に出来ますが、落ちた時はかなりショックでした。
実際の実技試験の様子
見ての通り、一人あたり2メートル四方と狭い中で分解、組立を行う事になります。
本体の場所とリム組をする場所との位置取りも意外に重要だったりします。
そして技能検定の合格者には「自転車安全整備士之証」が交付されます。
受験資格
1,18歳以上(受験年度の8月末日に満18歳になる者)
2,自転車の点検及び整備並びに自転車の安全利用に関する指導に関し2年以上の実務経験。
実務経験が必須になるので、これから受験する方は注意が必要です。
詳しい受験案内は こちらから
受験対策ページは こちらから
それではみなさん
楽しい自転車ライフを!